ヴィンテージ家具屋のスタッフが語る、北欧ヴィンテージの魅力とおすすめブランド3選

ヴィンテージ家具屋のスタッフが語る、北欧ヴィンテージの魅力とおすすめブランド3選

20代・30代の若者の中で、古着やサステナブル商品に注目が集まっています。ここ最近では、全国各地でフリーマーケットや蚤の市が定期的に開催されるようになり、ファッションだけでなくヴィンテージ(ビンテージ)家具やアンティーク雑貨など、セカンドハンドが人気になってきました。興味が湧いてくるからこそ気になるのが、「ヴィンテージ(ビンテージ)」と「アンティーク」の違いや、北欧ヴィンテージ(ビンテージ)家具が不動の人気を誇っている理由。今回は、アンティークとヴィンテージ(ビンテージ)の違いや、おすすめのヴィンテージ(ビンテージ)家具ブランド、北欧ヴィンテージ(ビンテージ)家具の特徴についてご説明します。

 

 

 

 

 

ヴィンテージ家具とアンティーク家具の違いって何?

ヴィンテージ(ビンテージ)家具とアンティーク家具は、どちらも過去の時代に作られた家具を指しますが、その定義や特徴には違いがあります。

 

 

ヴィンテージ家具とは?

ヴィンテージ(ビンテージ)には製造後100年以下と言うこと以外、明確な定義はありませんが、厳密には50年ほど経過したもののことを指します。2020年代から見ると、1920年代から1970年代頃までに作られた家具が、ヴィンテージ(ビンテージ)家具の範疇に入ります。ヴィンテージ(ビンテージ)家具の特徴として、50年ほどの前のデザインなので、当時の流行や様式を反映していながらも今の時代にもフィットするモダンなデザインの商品が多く存在します。また、比較的入手しやすく、アイテムによっては価格も手頃です。

 

アンティーク家具とは?

アンティークはフランス語、もともとはラテン語で「古い」という意味をあらわす「アンティクウス」という言葉が語源となっており、古美術や骨董品という意味を表します。ヴィンテージ(ビンテージ)との違いとして、製作されてから概ね100年以上の時を経たもののことを指します。アンティークの特徴として、19世紀以前に製造された歴史的価値や芸術性が高いアイテムが多いです。希少価値が高いことから、アンティークの方が比較的高額です。

明確な定義はないとも言われているものの、分かりやすく言ってしまえば、アンティークは「100年以上前に作られたもの」、ヴィンテージ(ビンテージ)は「100年以前に作られたもの」という違いや、製造量による金額の違いがあります。

 

 

ヴィンテージ家具人気ブランドTOP3

現代の私たちのテイストにもフィットするヴィンテージ(ビンテージ)家具の中でも、特におすすめのブランドを3つご紹介します。

 

 

G-PLAN (ジープラン)

 

ジープランは、1952年に家具メーカーE.Gomme社が発表したブランド。1960年代に北欧テイストの家具がデザインされ、英国古来の家具職人の技術力に後押と共に世界中で大流行しました。日本のみならず、アメリカ、オーストラリアなどの欧米国でも広く人気を集めています。特にチェストやラウンドテーブルが、日本人好みのシンプルでナチュラルな雰囲気で好まれています。

 

 

ERCOL (アーコール)

ERCOL シスルバックブラウンチェア

アーコールは、1920年にイタリア移民のルシアン アーコラーニーが創業したイギリスの老舗家具メーカー。ヴィンテージ(ビンテージ)家具好きなら一度は目にしたことがあると思われるダイニングチェアは、繊細なラインと軽やかなデザインが特徴で、現代のインテリアとも調和するためコーディネートがしやすいアイテムです。今でも日本の雑誌やCM、カフェ等のメディアでも幅広く扱われている他、価格も3万円代からとお手頃で、初めてのヴィンテージ(ビンテージ)家具として取り入れてみるのもおすすめです。

アーコールのアイテムはこちら

 

 

カール・ハンセン&サン (Carl Hansen & Søn)

カール・ハンセン&サンは、1908年にデンマークのオーデンセで創業された100年以上の歴史を持つ老舗メーカーです。北欧家具の巨匠の一人であるハンス・J・ウェグナーの作品を最も多く製造するなど、数々の有名なデザイナーとの家具を輩出しました。現在も復刻版を生産するなど世界的に愛されていますが、当時の家具は限られた数しか残っていないため、希少価値の高い家具として知られています。

 

 

ヴィンテージ家具の魅力

 

北欧・イギリス・アメリカなど、世界で名だたるヴィンテージ(ビンテージ)家具が存在しますが、そもそも、ヴィンテージ(ビンテージ)家具の魅力とはどのようなものなのか。ヴィンテージ(ビンテージ)家具の魅力についてご説明します。

 

 

洗練されたデザイン

なんといってもデザインが素敵。シンプルながらも洗練された北欧デザインや、ユニークな曲線美を持つミッドセンチュリースタイルなど、個性的で魅力的なデザインが多数存在します。特に50-80年ほど前の良質な木材を使用しているからこそ感じる味わいと、人工では表現できない小さな傷や木材の色合いの変化は、時代を超えて愛され続けたヴィンテージ(ビンテージ)家具ならではの魅力です。

 

 

手頃な価格

ヴィンテージ(ビンテージ)家具というと、高額なイメージがあるかもしれません。有名なデザイナー家具は、世界中のコレクターが探していることもあり、希少価値が高いため高額の家具があるのも事実。ですが、1950-1960年代のデザイナー達の間では、「限られた人だけが使える家具を創っても意味がない。多くの人が気軽に使える家具を作るべき」といった考えを持つデザイナーも多くいました。そのコンセプトのもとに誕生した家具は、現在も3万円から見つけられるため、お手頃な価格で買うことができます。

 

 

時代と共に変化し続け今後も共に変化していく、経年変化

ヴィンテージ(ビンテージ)家具の一番の魅力といっても過言ではない経年変化。長年の使用によって生まれた味わい深い風合いが、過去の味わいを受け継ぎながら、自分色を加えていく背景を楽しめます。塗装のはがれや木目の浮き出し、擦り傷などは、家具の歴史を感じさせ、ノスタルジックな雰囲気を醸し出します。

 

 

北欧ヴィンテージとはどんなデザイン?

1900年代半ばに製造された家具をヴィンテージ(ビンテージ)家具と呼ばれることが多く、中でも「北欧ヴィンテージ(ビンテージ)」「北欧家具」と言われる程、北欧デザイナーによって誕生したヴィンテージ(ビンテージ)の椅子やチェスト、ドレッサー、テーブルは有名です。具体的に、北欧ヴィンテージ(ビンテージ)とはどんなデザインなのか、特徴をまとめてみました。

 

 

シンプルで機能的なデザイン

北欧ヴィンテージ(ビンテージ)家具は、無駄を排したシンプルなデザインが特徴です。北欧は、夏の日照時間は長いものの、年間を通して涼しい気候の元、冬は日照時間も短く家にいる時間を大切にする文化を持っています。そんな北欧の人々だからこそ、家の暮らしに快適な家具をデザインしようという人が多かったようです。特に、木材の美しい木目を活かし、長時間座っていても疲れないような椅子など、機能性を重視した洗練されたスタイルが特徴です。

 

 

曲線美と温かみ

ハンス・J・ウェグナーやアルネ・ヤコブセンなどの著名北欧デザイナーが手がけたヴィンテージ(ビンテージ)家具には、優雅な曲線美が共通点として見受けられます。木材の温もりと曲線美が調和し、自然と調和しているという安心感を与えてくれるデザインが特徴的です。

 

 

現代のインテリアにも合う

余計な部分は削ぎ落とし、必要最低限な部分を美しく表現している北欧ヴィンテージ(ビンテージ)家具。シンプルで飽きのこないデザインは、現代のインテリアにもマッチします。これらが特徴のデザインは、和モダンやミッドセンチュリーなどの様々なインテリアスタイルに取り入れやすいのが魅力です。

 

 

北欧ヴィンテージ家具、おすすめ商品をご紹介

上記の北欧ヴィンテージ(ビンテージ)家具の特徴を踏まえた上で、当ショップでおすすめの北欧ヴィンテージ(ビンテージ)家具をご紹介します。

 

ローテーブル キャスター付き

デンマークで買い付けたソーイング用のローテーブル。キャスター付きで、模様替え好きには移動させやすくて嬉しい機能。引き出しの中には細かな仕切りがついており、玄関やダイニングルームのインテリアはもちろん、寝室にもオススメです。

ローテーブル キャスター付き

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サイドテーブル

スウェーデンで買い付けた北欧デザインのコーヒーテーブル。テーパードの脚には真鍮カバーがついており、棚板の真鍮パーツとの統一感がなんとも魅力的な一品。天板はセンターが少し広めになっていて、その細やかな意匠に北欧らしさを感じさせます。 ぐらつきがございます。

サイドテーブル

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チェスト

スウェーデンで買い付けたチェスト。使い勝手の良いサイズ感、箱部分に対して脚が長めのデザインで、貫が4本の脚を互いに支えつつ、見た目としてはすっきりとした印象を与えるアクセントにもなっています。寝室にはもちろんのこと、玄関先、ダイニングルームの空いた隙間のインテリアなどにもおすすめです。

チェスト

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